熱帯性スイレンの斑入りというと、スワンナをはじめとする花にストライプ模様が入るのが一般的だが、うちの圃場では沢山のバリエーションがあるので、すこしづつ紹介したい。
こちらは、昨年度同じ時期にも投稿したが、花全体に散り斑が入るタイプのもの。
熱帯種の青やピンクのものは、色合いが濃いものが多いこともあり、ややトーンが低めになりがちだが、こちらは散り斑の効果で、とても鮮やかな色味となっており、目に飛び込んでくる。
余談だが、交配をはじめた当初、新しい野生種を元にスタートしたことにより、くすんだ色ばかりの結果に悩まされていた時期があった。
そこで、まずは、より色味のつよいスイレンを目標にしていたので、しばしば色がスッポリ抜けてしまう斑入りの交配は敬遠していたのだが、今となっては全く新しい結果を見せてくれるので、これはこれで面白味を感じている。