HOW TO |ミロクラボのスイレン【熱帯性スイレン編】

はじめに

この度はミロク・ラボのスイレンをご購入いただきありがとうございました。
こちらでは購入後の管理についてお知らせいたします。

ミロク・ラボのスイレンについて

ミロク・ラボのスイレンは、日本の栽培環境(睡蓮鉢での栽培)でも、ストレスを与えることなく栽培できることをコンセプトに、植物そのものを”小さく小さく”育種選抜を行ってきたものです。

熱帯性だと2号(6センチ)ポットという小さなポットに植え込んであるために、植え替えが必要だと思われるかもしれませんが、花芽付きで販売しているものは、苗ではなくすべて開花株になります。
ミロク・ラボのスイレンは、そのままの状態つまり鉢増しなしでワンシーズン、開花しつづけます。
ミロク・ラボならではの特徴を楽しんでいただく為にも、まずは植え替え(鉢増し)などせず、今シーズンはそのまま楽しんでみてください。

※ 根詰まりや、球根が上部にはみ出してしまうなどの理由で、花が途切れてしまわないかぎり鉢増しは要りません。
※ また追肥の心配もございません。ワンシーズン開花させられる量の元肥も入れ込んであります。

到着時および設置する際

到着時は、運送途中で土が崩れているかもしれません。
土が緩くなると、上手く育たなくなりますので、必ずポットに隙間ができないように、ポット内の土を強く押し込んでください。(←非常に重要なポイントです)
また、輸送時に表面の土がなくなって、腐葉土や肥料が見えている場合は、赤玉土細粒で表面をマルチングしてください。

ご購入時(到着時)は、2号ポリポット植え込んであります。そのままでは倒れやすいので、2.5号の素焼き鉢にポリポットごと(ポリポットから株を外さず)セットすると良いでしょう。

到着時、葉が多い場合や、葉柄が伸びきっている場合がありますが、管理する睡蓮鉢に沈めた後、一度すべての葉をまっすぐ伸ばし、葉柄が伸びきってる長いモノからカットしてください。(カットは葉柄の根元から)イラストを参照
葉は、5−6枚ほどあれば充分です。また睡蓮鉢側面で葉柄をグルグルと巻いて管理するのはオススメできません。
品種によっては、葉柄が伸びやすいものがありますが、その場合のみ、葉が乾燥しないように、葉柄を睡蓮鉢内で巻いて管理してください。

栽培に関しての注意点とポイント

[ 睡蓮鉢 ]
極端に広い場所で管理すると、根詰まりを早めますので
内径が25 – 35センチ程度の睡蓮鉢で管理してください。(こちらの圃場内では内径32cmで管理しています。)
栽培に自信のある方は20センチ以下の睡蓮鉢で試してみてもいいでしょう
水面から株元までの水深は、常に5センチ程度をキープするのがオススメです。
水深を浅くすると花は小さくなり、水深を深くするとやや大きめの花を咲かせます。

※ すぐに干上がって、株元が水面から出てしまうような浅すぎる睡蓮鉢はオススメできません。また株元に全く陽が差し込まないような深い鉢も使用しないでください。花が咲かなくなるばかりか、休眠にはいる可能性もあります。

それぞれの品種によって、すこしづつ特性が違いますので、各品種紹介のページもあわせてご参考までに目をお通しいただければと思います。

[ 設置場所 ]
スイレンは陽の光が大好きな植物です。開花シーズン中は、基本屋外で管理します。
初夏から梅雨の時期にかけては、水温がなるべく温まりやすい場所へ、
梅雨明けから真夏にかけては、鉢内の水が極端に高くなる場所は避けてください。
猛暑日なら、ちらちらと木もれ日が当たるような涼しい場所がオススメです。

植え替えする場合

環境によっては、株が大きくなりすぎて根詰まりをおこしたり、球根が上部にはみ出してしまう場合があります。その場合のみ植え替え(もしくは鉢増し)を行ってください。

[ 植え込みに使う用土 ]
< A > 赤玉土 細粒(入手しにくい場合、小粒でも代用できますが、なるべく粒が細かいものが理想 )※1
< B > 完熟した腐葉土(もしくは完熟した調整ピートモス)
A : B = 3 : 1 でを混ぜ込んだものがオススメです。(土は練る必要ありません。)

※ 必要以上に大きな鉢に植え込んでしまうと、管理が大変になるばかりでなく、球根が肥大してしまい冬越しにも影響することがございますので、御注意ください。
※1 “芝の目土”という名前で販売されている場合があります。各ホームセンターの扱い商品によっては、赤玉土主体のモノと、砂質主体のモノがありますので、購入前に確かめましょう。

[ 肥 料 ]
効き目が長いコーティング肥料がオススメです。
リン分(P)多めの濃度の高いものが理想的
もともとワンシーズン分の元肥を入れ込んでありますので、もし肥料を追肥する場合は、鉢底にほんのすこしだけ入れるといいでしょう。

日常の管理

株もとに日が当たるよう水を濁らさないことが基本、葉は成長とともに次から次へと生え替わっていくので、水質維持のため茶色くなった葉はすぐに取り除き、花が咲き終わった花柄も株元から取り除いてください。
また睡蓮鉢が小さい場合は、水の減りが早くなるので水をつぎだしてください。
※ 可能であれば、花が閉じた夕刻頃、散水ノズルなどでスイレン全体に水をかけてあげると、うまく管理できます。

冬越し

熱帯性スイレンを、屋外放置で管理することは避けてください。強い性質を持った個体は、ひょっとしたら冬を越す場合もあるかもしれませんが、本来熱帯地域に自生するスイレンをもとに交配されたものであり、なんらかの冬越し対策をとらなければ、良好な状態を保つことはできません。

[ 時期 ] 水温10度以下では、動きを止めてしましますので、遅くとも活動がある11月後半には取り込むようにしてください。
※寒にあてすぎて、良好な状態を保っていない株は、どんな冬越し方法をとっても、非常に大きなリスクを伴います。

[ 方法 ] 鉢増しせずに2号ポットのままであれば、花芽・葉を、根もと2センチ程度残してカット ※カットする際、成長点、球根を傷つけないように注意

< 半休眠状態で管理する場合 >
ポリポットごと水を満たした瓶に入れ、日中陽の当たる室内の窓辺に置いて管理します。
時折観察して、水が極端に汚れていないか、汚れていれば水を入れ替えて綺麗な状態を保ってください。
※ 植え付けがまだできない時期に、瓶内で新葉をどんどんと展開してしまう場合は、陽のやわらかな場所に移動しましょう。早くても5月に入るまでは半休眠状態を維持させます。

< 休眠状態で管理する場合 >
数が多い場合、花芽・葉をカット後、ポリポットごとジップロックに入れて、
台所の極端に寒くならない場所、もしくは発砲スチロール箱内で管理してもよいと思います。
※ この場合水は入りません、湿らせる程度で大丈夫です
※ また休眠状態での管理になるので陽にあてる必要ありません
時折観察して、乾燥しすぎていないか、またカビなどが生えていないかチェックして、乾燥しきっている場合は軽く湿らせて、カビがあれば優しく水をかけて綺麗にしてださい。※その際、成長点を傷つけないように優しく扱うことがポイント